一心寺ニュース

1年を通じて最も日脚が短く、師も走り出す12月です

一心寺門前浪曲寄席

2024年3月24日

浪曲師・曲師

浪曲師・京山幸乃さん/曲師・一風亭初月さん

 

一心寺門前浪曲寄席!観客から見て右手側で演奏し、呼吸を計っている曲師(きょくし)。 三味線は通常、棹(さお)が太く胴も大きめの太棹三味線が使用される。演奏は楽譜はなく、ほとんどアドリブ。 三味線で様々な効果音を表現したり、要所で個性的な合いの手を入れて浪曲師や舞台を盛り立てる。 三味線音楽で譜面を使用せず伝承されているのは浪曲が唯一で、日本の三味線音楽の中でも特殊である。 浪曲と同じく浪曲三味線も大きく関東節・関西節に様式が分けられ、関西節は胴の皮がゆるく張られ、 弾くとベーンベーンと低い音色なのが特徴とされる。浪曲師と曲師の絶妙な掛け合いをお楽しみください。

■2025年12月公演
日 時:12月13日(土)~15日(月)13:00開演
浪曲師:真山 一郎 五月 一秀 春野 ココ 三原 麻衣
曲 師:沢村 さくら 虹 友美 藤 初雪
オペレーター:真山 幸美

■2026年1月公演
日 時:1月10日(土)~12日(月・祝)13:00開演
浪曲師:1月10日 京山幸枝若 天光軒新月 真山隼人 京山幸乃
    1月11日 真山一郎 春野恵子 菊地まどか 天中軒月子
    1月12日 天中軒雲月 天光軒満月 京山幸太 三原麻衣
曲 師:沢村 さくら 虹 友美 藤 初雪
オペレーター:真山 幸美

浪曲親友協会ホームページ

てんボラ情報!天王寺七名水番外 「谷の清水」 天王寺区堀越町

2025年11月1日

谷の清水

谷の清水

谷の清水

谷の清水

四天王寺南大門を起点とする庚申街道の緩やかな坂道を南へ下り、庚申堂を過ぎた四つ角に「清水地蔵尊」と記された地蔵堂があります。
地蔵堂の敷地には井戸があり、井戸から続く水路には尽きることなく湧き出ていると思われる水が、さらさらと流れています。
この地は四本の坂道が交わる地点で、他の土地より低い場所にあることから「谷の清水」と云われているようです。
地蔵横の立札には「谷の清水一名清水の井戸」とあり、安政年間に編纂された「摂津名所図会」にも「谷の清水、庚申堂の南一丁ばかりあり。 清泉にして甘味あり四天王寺名水の其の一なりと云う」と記されていることから、江戸時代には既に名水として知られ、嘸や美味な水であったと推察されます。
地元の方から聞いた話によると、この清水で西瓜をひやして食べた懐かしい思い出があるそうです。
このようなエピソードからも、この清水が古くから地域の人々の生活に根付いていたことが窺えます。



てんのうじ観光ボランティアガイド協議会 武島 充美

11月門前募金

2025年11月9日

門前募金11月

活動の様子

一心寺では毎月第2日曜日に「慈悲喜捨」の心で門前募金を行い、各地の子ども・女性・そのいのちを守る活動の支援をしています。
本日はあいにくの雨模様、時には激しい雨も降りましたが、日曜学校の生徒さん10名に門前に立って頑張っていただきました。 どんよりした雰囲気を吹き飛ばす笑顔のおかげか、33,921円が集まりました。
現在は令和6年1月能登半島地震の被災者の支援を目的として活動しています。 被災地域では令和6年9月21日の記録的な大雨の影響も有り、住まいの再建に向けた支援などが求められています。

義援金は日本赤十字社を通じて、被災地全域(石川県、富山県、新潟県、福島県)へ寄付いたします。

日曜学校6講目開講!

2025年11月25日

川本 高虎さん

川本 高虎さん

安達 俊英師

安達 俊英師

 

11月23日(日)日曜学校6講目が開講されました。
【エンターテイメント】
ゲストは「津軽三味線」の川本高虎さん。演奏だけでなく三味線の歴史も教えていただきました。 ルーツは中国で、改良され生まれたのが大阪・堺の太棹三味線だそうです。私たちの聞きなじみのある河内音頭では自然と手拍子が起こりました。 津軽三下がりと津軽じょんがら節の二曲は力強く迫力ある演奏に皆さんじっと聞き入っておられました。

津軽三味線、繊細な響きの中に迫力のある音色で大変すばらしかったですね。(生徒アンケートより)

【講話】
講師は圓通寺住職・浄土宗学研究所の安達俊英師。 『仏教・浄土宗・各寺院と戦争‐戦後80年にちなんで』というタイトルで、釈尊と戦争のエピソードから始まり、日本仏教と戦争の歴史について貴重な資料写真を交えてお話いただきました。法然上人は戦争の是非について何も語っておられませんが「時流に流されず、冷静に正しいものだけを押し進めていく」というあり方が現代の私たちにとっても大切ということでした。

もう戦争を知っている方も減り、話を聞ける人が少なくなり、知る機会もなくなり、もっと後世につながるようになればと思います。(生徒アンケートより)

日曜学校の詳細についてはこちらをご覧ください。




「一心寺の法話」

「和顔愛語」

「和顔愛語」

一心寺では、「日曜学校」(6月~3月まで原則毎月第四日曜日)にお説教の時間を設けています。仏教に関する身近な疑問から学問的な内容まで、様々な講師によるユニークなお話です。日曜学校は一回受講も可能ですので、興味のある方は一度お越しください。過去のお説教を収録した法話集『和顔愛語』(平成12年度~)もございます。(問い合わせ:三千佛堂06-6774-2500)

慈泉処だより

2020年4月5日

慈泉処だより
2020年5月より慈泉処の活動は休止しております
3月26日(木) 晴れ 利用者 30人

春のお彼岸も終わり、桜の開花を迎える季節です。今朝は一心寺の境内でも、桜花の下で参拝者が足を止める姿があり ました。 例年、この時期は、テレビでも桜の開花前線が取り上げられますが、今年は、新型コロナウイルス関連のニュー スでもちきりです。 マスク不足で争奪戦が繰り広げられていますが、本当に怖いのは、ウイルスよりも人間の群集心理の ような気がします。しかしここ慈泉処では、 いつもと変わりなく利用者が来てシャワーを浴びて帰っていきました。皆さん、冷静にこのご時勢を過ごしているようです。(奥村)

4月2日(木) 曇り 利用者 25人

午前中の利用者は少なく、昼過ぎになってからどっと皆さんが押し寄せ、普段より多い人数になりました。 少し春めいてきたせいでしょうか。慈泉処でのコロナウィルス対策として、体調が悪そうな方には無理をせず着替えをお渡しして帰っていただくとともに、 手指のアルコール消毒を実施させていただきました。消毒をお願いすると、皆さん暗い表情をして、「こんなご時世だからねえ」とご協力くださったのが印象的でした。 また、「ここはまだ閉めないの?」という意見も聞かれました。今日現在のところはまだ休館する予定はありません。まだまだカイロをもらっていく方が多いこの季節、 平穏無事な日々はいったいいつ戻ってくるのでしょうか?(松下)